面接廃止による第二次選考の配点変化について
皆さまこんにちは。
堤塾の堤隼人です。年末年始の冬期講習でバタバタとしている間に投稿があいてしまいました。
本日は前回の続きになります。
神奈川県公立入試の変更点、第二次選考についてです。
第二次選考とは、前回の投稿でお伝えした第一次選考で定員の90%までの合格者を決めて、残りの生徒の中から以下のルールに則って、定員の10%の合格者を決める仕組みです。
【2022年度まで】
入試点800点
+
面接点200点
の1,000点満点だったのが、
面接が廃止され調査書の点数が入ることになり、
【2023年度より】
入試点800点
+
調査書(通知表)の「主体的に取り組む態度」の評価200点
に変更となりました。
調査書の200点は、3年11月の通知表各教科の評価をA:3点、B:2点、C:1点とし、27点満点を200点満点に換算します。
これはかなり大きな変更点です!
今まで第二次選考のおかげで内申点が悪くても当日の入試点だけで入試を突破することができましたが、
それがかなり難しく(上位校では実質不可)なりました。
わかりやすく比べると、
通知表の「主体的に取り組む態度」が全てAの子:27点→200点
通知表の「主体的に取り組む態度」が全てBの子:18点→133点
となり、1000点満点の点数で66点差、500点満点の入試の点数で換算すると66*5/8=41.25点差になります。
上位校であるほどオールAに近い子が多くなり、40点差は挽回が難しい点数です。
これまで2年生時点での内申があまり良くなかった子が上位校を目指す際の一つの方法として、役割を果たしていた二次選考ですが、今後はその役割を果たすことは難しくなったと言わざるを得ません。
神奈川県公立入試を受けるなら
1年生のうちから提出物をちゃんと出す癖をつけて、
2年生からは絶対内申を意識してテストも提出物も手を抜かない!
とアドバイスするしかなくなりそうです。
現1,2年生は入試のシステムをよく知った上で中学校生活を送って下さい。
そんなの知らなかった、で希望の高校を受けられなくならないように。
今日の一枚は京王線と朝焼け。
寒い中でも外に出て見たくなる景色ですね。