受験はマラソンと同じ。勝負はペースと計画！

マラソンと受験勉強の共通点

今週は、先日私が走ってきた 壱岐ウルトラマラソン の話をしたいと思います。
この大会は、フルマラソンよりも長く、起伏の多い壱岐の島を一周する過酷なレースです。
コースはとても厳しいものでしたが、島のあちこちで島民の皆さんから温かい声援をいただき、また海の絶景を楽しみながら走ることもでき、本当に充実感のある大会でした。
当日はさらに、雷 ⚡ → どしゃ降り ☔ → 快晴 🌞 → 強風 🌀 と、目まぐるしく天気が移り変わる“自然の歓迎”もあり、忘れられないレースになりました。

完走を目指すためには、当日の走力だけでなく、事前の準備や計画が何よりも重要になります。走りながら、ふと「これは受験勉強とよく似ているな」と感じる場面がいくつもありました。特に強く実感したのが、次の2つのポイントです。

① 長期戦だからこそ計画が大切

ウルトラマラソンは制限時間14時間の中でゴールを目指します。平均すると１キロ8分以上のゆっくりとしたペースで走り切れればゴールできるのですが、途中で脚を痛めたり、エネルギーが切れてしまえば完走は難しくなります。
ペース配分や補給、休憩のタイミングなど、走る前にしっかりと計画を立てることが完走への鍵になります。

これは受験勉強も同じです。計画性のない短期間の詰め込みだけでは、本番に十分な力を発揮することはできません。1か月、3か月、半年…と長いスパンで「いつ・何を・どのように進めるか」を考えることで、着実に実力を積み上げることができます。

② スタート時の勢いよりも、余裕を持ったペース

マラソンでは、スタート直後に飛ばしすぎると、後半で必ずその反動で苦しくなります。序盤は余裕を持って進み、自分の決めたペースを維持することが完走のためには欠かせません。後半の疲労や心肺のきつさを見越して、最初から「余裕を残す走り」をすることが大切です。

勉強でも、最初の勢いだけで突っ走ると、その集中がプツンと切れた時、途端にやる気が出なくなり、ペースがガクンと落ちてしまうことが度々あります。特に受験のような長期戦では、「毎日続けられるペース」を意識することが結果につながります。

ウルトラマラソンも受験勉強も、どちらも「長い道のり」です。途中で思うようにいかない時期もありますが、一歩ずつ積み重ねていけば、必ずゴールにたどり着けます。

生徒の皆さんには、マラソンと同じように、「計画」と「ペース」を大切にしながら、受験という長い挑戦を乗り越えてほしいと思っています。